ドラム音源の追加(maestro_cream_drums、Hayden_James_Pro_Studio_Drum_Kits)

3分で読めます。

比較的最近のキーボードには、midi端子だけでなくUSB端子が搭載されています。そのため、PCと接続してDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)等を利用することで、世界中のミュージシャンやエンジニアが録音・作製した音源を使用することが可能です。
DAWに関しては有料のものがほとんどですが、日本製のMSPや、海外製ですが市販のものと同等がそれ以上の能力を持つReaper(ただしフリーなのはバージョン1.00未満のみ)といったものがあります。
こういったDAWで使用できる追加の音源は有料やドネーションウェアのものも多いですが、無料で気軽に試せるものも多くあります。ここでは、VSTiのサウンドフォントプレイヤー等で使用できる、ドラム音源について紹介していこうと思います。

maestro cream drums.JPG

maestro_cream_drums


maestro_cream_drumsはMats Helgesson氏によって作成された、フリーのサウンドフォント生ドラム音源です。ただし、ウェブページは既に消滅しているため、ダウンロードするためには上記のウェブ・アーカイブかsf2midi.comの該当ページを利用するしかありません。
生音を74MB分贅沢に使用しているだけのことはあり、maestro_cream_drumsの音色はとても迫力があります。また音色には癖がないので、イコライザとの組み合わせによって如何様にもできる汎用性を持ち合わせています。
しかし長所と短所は表裏一体で、maestro_cream_drumsには癖がない代わりに個性もあまりありません。そのため、ドラムの個性が特に重要となる楽曲では、しっかりと音色を加工する必要があるかもしれません。

Hayden_James_Pro_Studio_Drum_Kits


Hayden_James_Pro_Studio_Drum_Kitsは、Hayden James氏が制作したと思われる、非常に攻撃的でヘヴィな生ドラム音源です。その総サイズはおよそ49MBと比較的大きい部類ですが、その音色は重くややダークな雰囲気を纏っており、ハードロック~ヘヴィ・メタル系の音源にマッチするように思えます。
ドラムは音楽の3要素と言われるリズム部分を司る楽器で、その音色はノリや勢いに大きな影響を与えます。そのため、ドラムのリズムがその楽曲のジャンルを決めているといっても過言ではなく、音色も同様です。そのため、様々な楽曲を制作する場合、ジャンルに合わせてドラム音源には特に拘っていきたいところです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。