ポルノグラフィティ/Name is man〜君の味方〜のAメロでも採用されているコード進行のパターンと分析

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コード進行

A | B7/A | D7/A | A |
A | B7/A | D7/A | A |

ディグリーネーム

Ⅰ | Ⅱ7/Ⅰ | Ⅳ7/Ⅰ | Ⅰ |
Ⅰ | Ⅱ7/Ⅰ | Ⅳ7/Ⅰ | Ⅰ |

機能

T | SD/T | SD/T | T |
T | SD/T | SD/T | T |

分析

今回はAの長調を主調とした、ダイアトニック外のセブンス・コードが続きつつオンコードによりⅠが持続する、ブルースやジャズ等を感じさせるコード進行です。まずコードは主要和音でトニックのⅠから始まり、ここからベースはペダル・ポイントの形で持続し続けます。
そして、ダイアトニック外のコードで明るくもやや影が差すようなⅡ7/Ⅰと Ⅳ7/Ⅰを経て、コードは再びⅠへと着地します。これらⅡ7やⅣ7はそれぞれこの調における完全1度の音を含んでいるので、転回形が続いているとも言えます。

まとめ

今回のコード進行は、連続するセブンスコードと持続するⅠの響きが非常に刺激的でした。ダイアトニック外のセブンスコードの影響により、全体の響きはメジャー・コードの明るさがありつつも、ドミナントらしい不安定さが際立っています。そのため、これからの不安を感じさせる夕暮れのような雰囲気が生まれているようです。
ちなみにこのコード進行をⅤをⅠとする属調で考えると、「Ⅳ→Ⅴ7/Ⅳ→♭Ⅶ7/Ⅳ→Ⅳ」という並びになります。これは同主短調を交えたⅣを主体とする進行とも言えるので、今回のコード進行には属調の雰囲気も感じられるかもしれません。

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