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比較的最近のキーボードには、midi端子だけでなくUSB端子が搭載されています。そのため、PCと接続してDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)等を利用することで、世界中のミュージシャンやエンジニアが録音・作製した音源を使用することが可能です。
DAWに関しては有料のものがほとんどですが、日本製のMSPや、海外製ですが市販のものと同等がそれ以上の能力を持つReaper(ただしフリーなのはバージョン1.00未満のみ)といったものがあります。
こういったDAWで使用できる追加の音源は有料やドネーションウェアのものも多いですが、無料で気軽に試せるものも多くあります。ここでは、Steinberg’s Virtual Studio Technology(VST)で作られた気軽に利用できる音源について紹介していこうと思います。
4Front Piano
4Front Pianoは非常に簡素なインターフェースを持つアップライト・ピアノ音源です。一切の設定ができませんが、音質は十分で使用に特に問題はありません。また、上位のバージョンである4Front TruePianos(デモソング)というものがあり、こちらは有料ですが音色の加工やPCとmidiに関する様々な設定ができるようになっています。
Piano One
Piano Oneはヤマハ・グランドピアノC7を参考に作られたVSTi音源で、公式のリリースは2012年2月と最近のものになります。ファイルサイズは約160MBほどありダウンロードにやや時間がかかりますが、音量や音のリリース時間、リバーブの種類といった音色に関わるパラメータが用意されており、もともとの音質も優れます。また、KVRではマイナーアップデート版やプリセットが配布されており、KVRにログインすることでダウンロードできるようになっています。