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コンパクト・エフェクターは、極限までコストダウンを実現させた安価な製品から、最良の音を目指してコストを度外視したハンドメイド品まで、様々なグレードのものがあります。ここでは、低価格でも実用に耐えうる、コストパフォーマンスに優れたディストーション・エフェクターについて紹介していきます。
DM100 Part1 [BEHRINGER]
BEHRINGER・DM100 Distortion Modeler
Гитарный эффект BEHRINGER DISTORTION MODELER DM100
BOSSのDS-1、MXRのDistortion+、PRO COのRATを再現した、エフェクターを低価格で提供するBEHRINGERのディストーションがDM100 Distortion Modelerです。本機はモデリングペダルを切り替えるスイッチの他に、歪みの強さを決めるDIST、イコライジングを行うTONE、出力音量を決めるLEVELのツマミを備えています。
このように、DM100は操作が非常にシンプルで値段も安価ですが、3種類のディストーションを搭載していることもあり、あっさりとした歪みから分厚い壁が迫るような歪みまで、音色のバリエーションは非常に幅が広くなっています。性質の異なったいくつかのディストーションを手軽に切り替えたい、または安価に入手して研究したい、といった場合に本機は役立ちそうです。
Arion Metal Master & Tube Mania / Tubulator Distortion – 30 Pedals Day #29 Demo Review SMM-1 MDI-1
ARION・MDS-1
オーバードライブのTUBULATORで御馴染みの、ARIONのディストーションペダルの1つがMDA-1です。こちらの場合は、歪みの強さを決めるDIST、低音と高音のイコライジングを行う2つのFREQ、出力音量を決めるLEVELのノブと、OUT 2の音色を切り替えるためのスイッチがあります。
本機は基本的に分厚い音の壁を作るようなディストーションですが、高音域はややギラギラしており、またFREQの効きが良く音色にも幅があります。ただ、全体的には音はこもりがちで、FREQではこれを改善することができないかもしれません。しかし、MDS-1はディストーションとしての性能は十分で、迫力のある歪みを提供してくれる良いペダルです。