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コンパクト・エフェクターは、極限までコストダウンを実現させた安価な製品から、最良の音を目指してコストを度外視したハンドメイド品まで、様々なグレードのものがあります。ここでは、低価格でも実用に耐えうる、コストパフォーマンスに優れたエキサイター(エンハンサー)・エフェクターについて紹介していきます。
BEHRINGER: ギター用エンハンサー SE200 サウンドバリエーション
BEHRINGER・SE200 Spectrum Enhancer
倍音を強調するユニークなエキサイター(エンハンサー)の機能を持つエフェクターが、BEHRINGERのSE200 Spectrum Enhancerです。エキサイターは入力された音を元に、歪みや位相の操作で作成した倍音を新たに追加するというエフェクトで、原音の輪郭やきらびやかさを強調し、音色をはっきりとしたものに作り変えます。
SE200 Part1 [BEHRINGER]
本機の使い方は非常にシンプルで、500Hzから5kHzの間で効果の中心となる場所を決め、それからそのエフェクト音を原音にミックスするだけです。そのため、本機の操作部はエフェクターの中でも特にシンプルな構成となっており、ドライ音とウェット音の割合を決めるBALANCE、対象となる周波数帯を決めるSPECTRUMの2つだけです。
エキサイター(エンハンサー)は歪ませたり揺らしたりといったエフェクトと比較すると、音にあまり大きな変化は与えません。しかし、張りが無くなった音をシャープに、キレのある音をより鋭くしてくれるので、必須ではありませんがとても役に立つエフェクトの1つです。