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1つのアダプタからデジタルとアナログのエフェクターに電源を供給すると、デジタル・エフェクター由来のノイズがアナログ・エフェクターに乗ることがあります。そういった際は別々のアダプタを用意することでノイズを防ぐことが可能です。
ただし、アダプタを2つ用意すると周辺機器が増えるのでエフェクターケースの重量が増し、プラグが2つになるので配線が煩雑になります。ここでは、そういった面倒なしにデジタル・エフェクターのノイズのみを除去する周辺機器を見ていきます。
Diago・Isolator Adaptor
Isolator Adaptorは、端子に接続することでデジタル・エフェクター由来のノイズを防ぐことができるエフェクター用のアダプタです。仕様として、本機は入出力ともにエフェクターとしてはオーソドックスな9VのDCセンターマイナスで、その出力の容量は最大で110mAです。
Isolator Adaptorの機能は非常にユニークで魅力的ですが、出力容量に関しては注意が必要です。そのため、アダプタの購入・使用の前に接続したいエフェクターの消費電量を確認することが大切です。一例として、BOSSのRV-5は50mAで110mA内に収まります。しかし、BOSSのDD-20は最大200mAなので、アダプタが異常に発熱する恐れがあり、使用には注意が必要です。
ちなみにIsolator Adaptorの販売サイトによると、デジタル・エフェクターの多くは、音声信号と電源のラインでグランド(アース)が分かれているそうです。しかし、多くのアナログ・エフェクターは信号と電源のグランドが共通しています。そのため、これらの電源を同じパワーサプライから採ると、ノイズがアナログ・ペダルに流れ込みます。Isolator Adaptorはこれを防ぎます。