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ここでは、シンセサイザーやMIDIキーボードとPCを接続する一般的な方法について説明していきます。
USB
PCの高性能化と普及から、近年のシンセサイザーやMIDIキーボードはUSB端子を備えたものがほとんどです。この場合、USBケーブルを用いるだけで簡単にMIDIやオーディオ信号がやり取りできるため、最も手軽で手間が少なくすむはずです。
また、MIDI信号をやり取りできるので、PC上でシンセサイザーの設定をしつつ、それを送受信し、保存しておけるので、公式の追加プリセットや様々なミュージシャンが作成したプリセットを利用することも容易です。更に、多くのMIDIキーボードや一部のシンセサイザーはUSBから供給される電気で動作します。これはコンセントを圧迫することもなくなり、邪魔なケーブルも減るので、より使い勝手が良いはずです。
ただし、機材や専用のソフトウェアには対応OSや必須性能が決められているので、しっかりと確認しておくべきです。また、OSに関しては対応していても上手く動作しないものもあるので事前に調べるようにしましょう。
これは一例ですが、私の所有するMIDIキーボードには、OSが対応しているにもかかわらずドライバのインストールで常に再起動がかかるものがあります。こればかりはどうしようもないので、MIDI端子をシンセサイザーと接続し、シンセサイザーのUSBからPCと信号をやり取りすることにしていました。
MIDI
MIDI端子
作者 Fulcanelli
MIDI端子のみのシンセサイザー、MIDIキーボードは新しい製品にはほとんどないと思います。しかし、高性能のものを安く入手できたり、譲り受けるなどをして手に入れた場合、使えなければ宝の持ち腐れとなってしまいます。
USBとMIDIの変換用ケーブル
こういった場合、MIDIをUSB信号に変換するMIDIインターフェイスを利用するか、MIDI端子を備えたオーディオインターフェイスやシンセサイザーを用いる、といった方法が考えられます。
MIDI端子内蔵オーディオインターフェイス
また、気をつけなくてはならないことは、MIDIのINとOUTの方向です。最初に覚えてしまえば後は気にならないと思いますが、MIDIの信号はOUTで出力し、INで入力します。INとIN、OUTとOUTを繋げても信号は受信・送信されません。ちなみに、受信したMIDI信号をそのままOUT等から出力するMIDI THRUというものもありますが、最近ではあまり見かけないように感じます。