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エレキギターは電気を利用して音声信号を扱っているため、様々な原因によりノイズが混入・発生します。このノイズは、エフェクターやアンプ等で信号を歪ませたり増幅するとより顕著に音に影響してきます。ここでは、このノイズを低減・除去するための一般的な方法について、簡単で安価なものから順に説明していきます。
ノイズの発生源から離れる
パソコンやテレビ等の様々な電化製品は電磁波を放出しており、ギターのピックアップ等はこれらを拾ってしまいます。こういったノイズに対する最も効果的で簡単な対策方法としては、ノイズの発生源となっている電子機器からギターを離して使用することです。ノイズの発生源はギターを近づけることで分かるので、まずは何が最もノイズに影響しているのか確かめることが対策の第一歩です。
シールドの質を高める
ギターとエフェクターやアンプ等を繋ぐシールドケーブルは、その名の通りノイズを低減するための防磁性を備えています。この防磁性能はシールドのグレード、作りや品質によって決まるため、できれば信頼性のあるブランドのものを使用していくべきです。
また、シールドは長くなればなるほど電磁波の影響を受ける機会が高まるため、短いことが良しとされています。短くしすぎてギターの取り回しが不便になってはいけませんが、できうる限りはシールドの全長を短くした方がノイズ対策としては効果的です。
電源のノイズ
自宅の電源からからアンプやエフェクターに電気を供給している場合、これもまたノイズの原因となることがあります。特にエレキギターのような電気的な楽器の場合では、自宅で稼動している他の電化製品の影響でノイズが生じていることがあります。
こういった問題を改善する場合、基本的にはノイズが対策が施されているオーディオ用のパワーサプライを使用します。ただし、上を見るときりが無いので、あまりのめりこみ過ぎないほうがよさそうです。
ノイズを低減するエフェクター
エフェクターの中にはノイズ成分を検出し、信号を遮断するものもあります。こういったエフェクターは音の出始めや消失時になるべく原音が不自然にならないように機能するので、ノイズ対策として重宝されます。
ただ、その機能は完璧ではなく、エフェクターの設定やギターの音色等によってはアタック音やサステインが不自然になることもあります。そのため、どのような場合にも使用できる万能策とはなりません。