ピアノ音源の追加(CV Piano、JapanPiano)

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比較的最近のキーボードには、midi端子だけでなくUSB端子が搭載されています。そのため、PCと接続してDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)等を利用することで、世界中のミュージシャンやエンジニアが録音・作製した音源を使用することが可能です。
DAWに関しては有料のものがほとんどですが、日本製のMSPや、海外製ですが市販のものと同等がそれ以上の能力を持つReaper(ただしフリーなのはバージョン1.00未満のみ)といったものがあります。
こういったDAWで使用できる追加の音源は有料やドネーションウェアのものも多いですが、無料で気軽に試せるものも多くあります。ここでは、Steinberg’s Virtual Studio Technology(VST)で作られた、気軽に利用できる音源について紹介していこうと思います。
Free VST Piano CVPiano – Best Free Grand Piano

CV Piano


約200MBを誇る大容量、多機能なVSTiピアノ音源がCV Pianoです。ただ、Windows XPではSP2までしか対応しておらず、SP3以降ではインストール時にエラーが表示されます。その一方で、それより上のバージョンのWindows VISTAや7では、互換モードを使用することでインストールが出来る模様です。
CV Piano GVI GigaStudio by Tascam
私の環境ではOSの関係でCV Pianoをインストールすることが叶いませんでしたが、その音質やリアルさ、空気感については定評があります。ただし、その高音質と引き換えにCPUに対してはかなりの負担を掛けるようなので、古いPCでの利用には工夫が必要かもしれません。

Japiano.jpg

JapanPiano


Whitebox提供の非常にシンプルなVSTiピアノ音源がJapanPianoです。操作できるパラメータはエンベロープのリリースのみで、実際に使用する際にはサステイン・ペダルとして役立つようです。また、リリースを上げると音が残るのでCPU使用率が上がっていきますが、最近のPCならほとんど影響はありません。
その音質はやや硬めで、リリースの設定によっても感じ方は変わりますが、基本的にはアタック感のある独特な音色です。ただ、リバーブを用意してかけてみると、ユニークで存在感を失わないにもかかわらず、非常に広がりのある音に仕上げることが出来そうです。そのため、JapanPianoが楽曲の中に埋もれてしまうことはまず無いと言えます。

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