エレキギターの定番ファズ・エフェクター(MXR・Classic 108 Fuzz、BOSS・FZ-5)

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現代ではエフェクターによる音の加工が様々な場面で行われており、楽器演奏用に開発されたものを含め、色々な機種が売られています。ここでは、エレキギター用に開発されたエフェクターの中で、現行・定番のファズ・エフェクターについて簡単に紹介していきます。
MXR Classic 108 Fuzz

MXR・Classic 108 Fuzz

MXRが開発した、JH-F1 Jimi Hendrix Fuzz Faceとほぼ同等の音色が特徴のファズ・エフェクターがClassic 108 Fuzzです。本機は歪みの強さを決めるFUZZと出力音量を決めるVOLUMEのツマミに加え、ワウと組み合わせる際の発振・ノイズを抑え、音色等も変えるBufferスイッチを搭載しているのが特徴です。
MXR M173 Classic 108 Fuzz Demo Video
また、デザイン面では本機は円形のFuzz Faceとは異なり箱型で、INとOUTの位置関係も一般的なエフェクターと同じです。また、入出力端子はエフェクトオフ時に音質劣化を防ぐトゥルーバイパス仕様となっている他、ACアダプタ用の端子を装備しているためより使いやすくなっています。

JH-F1は電池の駆動のみで、入出力端子の位置関係が現在の一般的なものと異なるなど、デザインと雰囲気を重視したものでした。それに対して、こちらは使いやすさを重視しています。本機はJH-F1とほとんど同じ音色なので、特にこだわりがなければ、こちらを選ぶことになると思います。
FZ-5 Fuzz [BOSS Sound Check]

BOSS・FZ-5

BOSSのモデリング技術COSMにより作られた、ビンテージ・ファズを含め3つのモード切り替えが可能なファズ・エフェクターがFZ-5です。本機は非常にシンプルで、音量のLEVEL、オリジナルを超えて歪みの強さを決めることができるFUZZ、そしてモード切り替えのためのMODEツマミを備えています。
Boss FZ-5 Fuzz
それぞれのモードに関しては、FはFUZZ FACEの太い音色を、MはMaestro FuzzTone FZ-1Aの高音域が特に荒ぶる音色を、Oはオクターブ上の音を重ねるRoger MayerのOctavia(Octavio)をCOSMにより再現します。そして、それぞれのモードはギターのボリュームに柔軟に反応し、歪みの強さや音色が大きく変化します。

FZ-5はどのモードもファズという歪みのジャンルを非常に分かりやすく教えてくれます。そのため、とりあえずファズを研究して使用して行きたいという場合、本機から始めるのも悪い選択肢ではないと思います。

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