エレキギターの音色を変化させるためのTone Shift PlateとSTRAT JACK MID BOOSTER

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エレキギターの演奏を補助するものには、エフェクターからスライドバーやE-BAWなどまで、様々なものがあります。ここでは、直接的ではなく間接的にエレキギターの演奏を補助する、Tone Shift PlateとSTRAT JACK MID BOOSTERについて紹介していきます。

FREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCH・Tone Shift Plateシリーズ

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ボルト・オンのネックとプレート(YAMAHA・PAC112)
作者 Meanos
ギターの製造、メンテナンスからエフェクターの販売までをこなす日本のメーカー、FREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCHのユニークなギター用アクセサリーがTone Shift Plateシリーズです。Tone Shift Plateはボルト・オン方式のギターの背面に取り付ける交換用プレートで、厚さや材質で幾つか種類があります。
ギターは使用されているパーツの材料や構造によって、弦の振動の伝わり方や効率、影響が変化します。例えば、ピックアップではシングルコイルやハムバッキングの違いが音色を変化させ、エフェクターやアンプとの相性の良し悪しを生み出します。こういった違いを積み重ねることで、各社はギターに独自のサウンドを与えています。
また、エレキギターではネックとボディの繋ぎ方にボルト・オンやセットネック、スルーネックなどいくつか種類があります。これらの構造は弦の振動を受けるネックとボディの接し方を変えるため、音色に影響を与えます。この中で、ボルト・オンではその繋ぎ目に使用される金属製のプレートの有無や厚さが音の響きを変えます。このプレートに注目したのがTone Shift Plateです。

Tone Shift Plateは厚みのあるブラス製のプレートで、これをギターに装着すると弦の振動のロスが無くなり、音が伸びて倍音が増えると言われています。似たような製品としては、ギターヘッドに装着することでヘッドとボディの重量バランスを正し、弦の振動を整えるファットフィンガーというものがあります。これらは手軽に試すことができ、劇的ではありませんがそれなりに効果がある面白いアクセサリです。
Villex SJMB – Deeper Test

VILLEX・STRAT JACK MID BOOSTER

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STRAT JACK MID BOOSTERは電池不要で動作するパッシブ型のミッドブースターを備えた、ユニークな交換用ジャックです。その形状とサイズはフェンダーのストラトキャスターに最適化されており、簡単に交換ができるようになっています。ただし、他社製のギターの場合はボディに加工が必要な可能性があるため、交換の難易度が上がります。

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サンプルサウンドはVILLEXの公式サイトにあり、聴いてみると確かに電池不要で中音域が持ち上がるのが分かります。イコライザやワウの半止め無しに中音域を持ち上げることができるので、STRAT JACK MID BOOSTERは手元で操作できる非常に使い勝手の良い軽量なエフェクターとも言えるかもしれません。ただしその価格は1万5千円程度で、ジャックとしては非常に高く、エフェクターにしては機能がシンプルです。

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