4分で読めます。
マイクホルダーには汎用のものから特定のマイク専用のものまであり、固定の方式にもいくつか種類があります。そのため、実際にマイクスタンドにマイクを固定する場合、使用するマイクに応じてマイクホルダーを交換することも可能です。
マイクホルダーで固定されているAKG C451B
作者 Harumphy at en.wikipedia
またマイクに使用するケーブルの端子にはXLRと標準のフォンがあり、慣れないうちは混同しがちです。そこで、ここではマイクホルダーの種類とマイクケーブルについて、簡単に説明していきます。
マイクホルダーの種類
基本的に、マイクホルダーは「コ」の字型のホルダーに挟むことでマイクを固定しています。このマイクホルダーはマイクスタンドやある程度のグレード以上のマイクに付属していることが多く、極端に細いものでない限りは共通して使用することができます。ただし、極端にサイズが大きい、あるいは小さいマイク、形がユニークなマイクの場合は専用のホルダーが必要になります。
クリップ型マイクホルダー
一方、クリップ型マイクホルダーは同じくマイクを挟むホルダーですが、ホルダー部分がクリップ状になっておりバネでマイクを固定します。利点として、こちらはクリップ型なので幅を自由に決めることができ、より様々なマイクに対応することができます。ただし、クリップ部分のクッションの厚さ等によってはマイクに傷が付きやすくなることもまれにあるので、注意が必要です。
サスペンションホルダーで保護された、AKGのUSBコンデンサー・マイクロフォン
作者 Lucasbosch
その他には、繊細で振動に弱いコンデンサー・マイクのために作られた、サスペンション付きのホルダーなどもあります。こちらも汎用のものから特定のマイク専用のものまで、様々な種類があることで知られます。
XLR端子のオスとメス
作者 Michael Piotrowski
マイクケーブルのXLR(キャノン)と標準フォン
マイクのケーブルは、ノイズへ強いバランス型のXLR端子が用いられることが多く、次いでヘッドフォンやギターのシールド等で使用される標準フォンが採用されています。XLR端子は3本の線で端子が構成されているのが特徴で、ファンタム電源が必要なコンデンサー・マイクはここから電気を受け取ることになります。
また、マイクの種類に限らず、XLRは端子が頑丈でケーブルが抜けにくいため、様々なマイク、プリアンプ、オーディオ・インターフェイス、ミキサーに採用されています。ただし、受け手の端子がXLRのみ、あるいは標準フォンのみということもあるので注意が必要です。
例えば、マイクに付属するケーブルはXLRのメスとオスの場合と、XLRのメスと標準フォンの場合があります。もし付属のケーブルで接続がうまくいかないようなら、他方のケーブルを購入して使用するか、XLRと標準フォンを変換するためのアダプタを使用することになります。