3分で読めます。
感動的で優しく人の心を動かすコード進行です。
主調:Aの長調
Aメロ
コード進行
A | E/G♯ | F♯m7 | E6 |
DM7 | C♯m7 | Bm7 | E |
A | E/G♯ | F♯m7 | E6 |
DM7 | C♯m7 | Bm7 | E |
ディグリーネーム
Ⅰ | Ⅴ/Ⅶ | Ⅵm7 | Ⅴ6 |
ⅣM7 | Ⅲm7 | Ⅱm7 | Ⅴ |
Ⅰ | Ⅴ/Ⅶ | Ⅵm7 | Ⅴ6 |
ⅣM7 | Ⅲm7 | Ⅱm7 | Ⅴ |
機能
T | T/SD | T | D(T) |
SD | T | SD | D |
T | T/SD | T | D(T) |
SD | T | SD | D |
分析
Ⅰ→Ⅴ/Ⅶ→Ⅵm7→Ⅴ6→ⅣM7→Ⅲm7→Ⅱm7→Ⅴ
厳かで感動的な響きです。
この進行は、3度下がり1度上がることを繰り返す、反復進行のカノン進行を元としています。
Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅲm→Ⅳ→Ⅰ→Ⅳ→Ⅴ
カノン進行は、バロック期ドイツの作曲家ヨハン・パッヘルベルのカノンが由来です。
ここでは、オンコードや代理コード、トゥーファイブにより、滑らかで優しく寂しい響きになっています。
Ⅵm7→Ⅴ6→ⅣM7
Ⅴ6は、並びは違いますがⅢm7と同じ音を持つコードです。
シックスコードにはこのような使い方もあります。
Bメロ
コード進行
DM7 | E/D | C#m7 | F#m7 |
Bm7 | Bm7/E | E7 | Bm7/E E7 |
ディグリーネーム
ⅣM7 | Ⅴ/Ⅳ | Ⅲm7 | Ⅵm7 |
Ⅱm7 | Ⅱm7/Ⅴ | Ⅴ7 | Ⅱm7/Ⅴ Ⅴ7 |
機能
SD | D/SD | T | T |
SD | SD/D | D | SD/D D |
分析
ⅣM7→Ⅴ/Ⅳ→Ⅲm7→Ⅵm7
儚く切ない、王道進行の変化系です。
王道進行は次のコードを基本とする進行です。
Ⅳ→Ⅴ→Ⅲm→Ⅵm
偽終止と平行短調の強進行がドラマティックに全体を推し進めます。
ここではⅤ/Ⅳが使われており、ちょっと含みのある雰囲気ですね。
Ⅱm7→Ⅱm7/Ⅴ→Ⅴ7→Ⅱm7/Ⅴ→Ⅴ7
トゥーファイブとオンコードによる準備のコードです。
Ⅴ9sus4でもあるⅡm7/Ⅴが期待感を存分に膨らませてくれます。
まとめ
カノン進行、王道進行にトゥーファイブとオンコードが組み合わさり、最初から最後まで感動的です。
ワンパターンになることだけ避ければ、これほど強力なコード進行はありません。