PUFFY/愛のしるしのサビでも採用されているコード進行のパターンと分析

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コード進行

E | F#m | B | A E |
E | F#m | B | A E |

ディグリーネーム

Ⅰ | Ⅱm | Ⅴ | Ⅳ Ⅰ |
Ⅰ | Ⅱm | Ⅴ | Ⅳ Ⅰ |

機能

T | SD | D | SD T |
T | SD | D | SD T |

分析

今回はEの長調を基調とし、トゥーファイブ進行が用いられている非常にシンプルなコード進行です。このコード進行でのトゥーファイブ部分は2小節目と3小節目にあたります。ただ、4小節目の前半部分にはⅣが置かれているため、このトゥーファイブはそのままⅠへと至らずⅣを経由します。
「Ⅴ→Ⅰ」とコードが進む際に発生するドミナント終止の解決感は、現在の音楽の根幹を成すものの1つです。しかし、その響きはとても強く感じられるため、場合によっては直接的な進行が回避されたり、ドミナント・コード自体が使用されないこともあります。そういった理由から、ここではドミナント終止より響きの柔らかいサブドミナント終止が用いられていると考えられます。

まとめ

今回のコード進行は、特に複雑なテクニックが用いられていない大変分かりやすいものでした。しかし、コード進行は複雑にすればするほど良いということでもないようです。そのため、今回のように必要な要素のみを残し、それ以外は最初から省略してしまうというのも大切なアプローチのように思えます。

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