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コード進行
C#m | C#m | C#m | C#m |
B | B | C#m | C#m |
ディグリーネーム
Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm | Ⅰm |
♭Ⅶ | ♭Ⅶ | Ⅰm | Ⅰm |
機能
T | T | T | T |
SD | SD | T | T |
分析
今回はC#の短調を主調とした、主要和音トニックⅠmとその直下にある♭Ⅶによるシンプルで攻撃的なコード進行です。まず、コードは主要和音トニックⅠmが4小節続きます。それから、2小節分♭Ⅶが使用され、再びⅠmへと戻ってきます。
ちなみに、平行長調で考えると「Ⅵm→Ⅴ→Ⅵm」はトニックの代理から偽終止を経て再びトニックの代理へと戻っていることが分かります。そのため、コード進行は代理コードを交えたサブドミナント終止でもありますが、偽終止でもあるので力強い響きがやや感じられます。
まとめ
今回のコード進行は非常に演奏性が高く、攻撃的で反抗的なロックらしさがストレートに表現されていました。コード進行を眺めているだけで、歪んだ荒々しいギターのバッキングやベースの音、迫力あるドラムの音が聴こえてきそうです
こういったコードワークの場合は、各楽器が最大限の個性を発揮すること、そしてそれでも全体のサウンドが統一されていることが重要です。そのためには、音作り、定位や周波数帯域のシビアな調整が鍵を握っています。