エレキギターのシンクロナイズドトレモロ、チューン・O・マチック・ブリッジ、フロイド・ローズでの弦高調整

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ここでは、より高度なメンテナンスとなる弦高調整について説明していきます。弦高調整はギターの演奏性に大きく影響するので、何をどれくらい調節したか、覚えておいた方が無難です。

弦高調整

弦とフレットの幅を調節することを弦高調整と言い、自分に合わせることで指板の押さえやすさが変わります。原則的に、12フレットの位置で弦とフレットの最も高い部分の幅を計測します。この幅は、エレキギターでは2mm前後、1弦側では2mmをやや下回る程度となります。
弦高は低ければ低いほど弦の張りが弱まるため、より弱い力で弦を押さえることができるようになり演奏しやすくなります。ただし、弦をはじいた際にフレットと接触して生じるびびり音がする場合、この弦高が低くなりすぎている可能性があるので調整を検討してください。
また、弦高を高くすれば弦の張りが強くなることで振動がギター全体に良く伝わるようになり、音の響きがスムーズになります。ただし、弦の張りが強くなると指や手への負担が強くなるため、演奏性とトレードオフの関係にあります。
弦高は各々の好みにもよりますので、ギターと自分に最も合った弦高を見つけておくと演奏も練習もより効率的になるはずです。

シンクロナイズド・トレモロ・ブリッジ等

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フェンダー・ストラトキャスターのシンクロナイズド・トレモロ・ブリッジ
作者 Zzerox
シンクロナイズド・トレモロ・ユニット等を含めたフェンダーのギターの場合、サドルの先端等に付いている土台部分の高さを六角レンチで調整することができます。日本製のトレモロ・ユニットはミリ、海外製のトレモロ・ユニットはインチが採用されているので、対応した六角レンチを用意しておきましょう。

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テレキャスターのブリッジ
作者 Vonvon
その他、指板は山形となっているので、これに合わせて中央弦のサドルの高さは比較的高めにしておく必要があります。また、それぞれのサドルをブリッジと平行にしておかないとねじに負担がかかり、チューニングが不自然に狂ったりするので注意が必要です。

チューン・O・マチック・ブリッジ

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レスポールのチューン・O・マチック・ブリッジ&ストップ・テイルピース
作者 Patrick Despoix
レスポールといったチューン・O・マチック・ブリッジを採用しているギターの場合、ブリッジの端に付いている円盤型の調節部分を回すことで、弦高を調節することができます。こういったシンプルな機構であるため、シンクロナイズド・トレモロ・ユニットのようにサドルを細かく調整することはできません。

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グレッチ・G6122-1962・チェット・アトキンス・カントリー・ジェントルマンとビグズビーB3型
作者 CasinoKat
また、ビグズビーが付いているタイプでもチューン・O・マチック・ブリッジであれば方法は同じです。

フロイド・ローズ

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アイバニーズ、エッジ・プロ2のフロイド・ローズ
作者 Rodrigo César
フロイド・ローズの場合、ブリッジの前側両端にある部分をレンチかドライバーで回すことできるようになっています。チューン・O・マチック・ブリッジ同様に大まかな調整しかできませんが、ここを用いて弦高を調節することができます。パーツのメーカーによっては穴の種類や構造がやや異なるかもしれません。

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