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コード進行
G | G | G | G |
Am7 | Am7 | Am7 | Am7 |
G | G |
G | G | G | G |
Am7 | Am7 | Am7 | Am7 |
G | G | G | G |
ディグリーネーム
Ⅰ | Ⅰ | Ⅰ | Ⅰ |
Ⅱm7 | Ⅱm7 | Ⅱm7 | Ⅱm7 |
Ⅰ | Ⅰ |
Ⅰ | Ⅰ | Ⅰ | Ⅰ |
Ⅱm7 | Ⅱm7 | Ⅱm7 | Ⅱm7 |
Ⅰ | Ⅰ | Ⅰ | Ⅰ |
機能
T | T | T | T |
SD | SD | SD | SD |
T | T |
T | T | T | T |
SD | SD | SD | SD |
T | T | T | T |
分析
今回はGの長調を主調とした、2つのコードからなる落ち着いた雰囲気の明るいコード進行です。テクニックとしては、追加された繋ぎの小節が登場します。
まず、1~8小節目では「Ⅰ→Ⅱm7」とコードが進行します。ここでは、主要和音でトニックのⅠが4小節続き、それから隣接するサブドミナント代理のⅡm7が同じく4小節続いています。Ⅱm7は短7度によりⅣを内包する形となっており、「Ⅰ→Ⅳ」の展開感がうっすらと感じ取れます。
次に、9、10小節目では繋ぎのⅠが登場します。ここでは繋ぎのコードが2小節分追加されていますが、これはもともと2小節の進行と考えることもできますし、展開感とスピード感を強化するため4小節の進行が半分になったと考えることもできます。
それから、11~18小節目は1~8小節目を繰り返します。そして、19~22小節では9、10小節と同じようにトニックのⅠが繰り返されます。9、10小節目では2小節であったのに対し、ここでは繋ぎのコード進行が4小節組み込まれています。このコントラストは、このコード進行の終わりとこれからの変化を予感させる効果があります。
こうして、最後はトニックⅠが連続し、落ち着いた雰囲気のままコード進行に一区切りが付きます。
まとめ
今回のコード進行は、ⅠとⅡm7という2つのコードからなる、シンプルなカデンツが印象的でした。これだけだと単調なカデンツになりがちですが、今回はそうならないように8小節のまとまりの最後に追加の小節が組み込まれていました。更に、この追加の小節は、はじめにスピード感のある2小節、次はその対比として4小節となっており、変化を感じさせる構成となっています。